愛媛県での地震の状況
愛媛県で地震が発生しました。
昨日17日午後11時14分頃、豊後水道を震源とするマグニチュード6.4の地震が発生し、愛媛県愛南町と高知県宿毛市で震度6弱を観測する地震でした。
今年は、元日に石川県能登地方を震源とするマグニチュード7.6の地震が発生し、最大震度7を観測したのを皮切りに、最大震度5強以上の地震は、昨夜の愛媛県の地震で今年10回目となるそうです。
但し、10回のうち9回までは石川県能登半島や能登地方や能登半島沖が震源となっていましたが、豊後水道を震源とする最大震度5強以上の地震はことし初めてです。
政府の中央防災会議は、科学的に想定される最大クラスの南海トラフ地震が発生した際の被害想定を実施しています。
この被害想定によれば、南海トラフ地震がひとたび発生すると、静岡県から宮崎県にかけての一部では震度7となる可能性があるほか、それに隣接する周辺の広い地域では震度6強から6弱の強い揺れになると想定されています。
また、関東地方から九州地方にかけての太平洋沿岸の広い地域に10mを超える大津波の襲来が想定されています。
今まで、あまり地震とは縁のなかった愛媛県でもこんに地震が来るくらいなので、地震はいつ発生してもおかしくありません。
松山での震度4は、地震に慣れない松山の人たちは震えていました。
備えといっても難しいのかも知れませんが、心構えだけはしておくことが大切です。
今までにわかった愛媛県での被害状況を調べてみました。
【怪我】
今回の地震では愛媛県内の3つの市で5人が軽傷となっています。
それぞれの市によりますと、
・東温市では60代の女性が自宅の階段で転倒して病院に搬送され、左手の小指を骨折した疑いがあるということです。
・宇和島市では、90代の男性が自宅の外に出ようとした際に、左手に軽いけがをしたということです。
・松山市では、20代、70代、80代のいずれも女性のあわせて3人が転倒などで軽いけがをして病院に搬送されたということです。
【道路通行規制(18日午前8時)】
・大洲市肱川町では、国道197号線が落石の影響で通行止めとなっているほか、県道では宇和島市の1か所と松野町の2か所の
あわせて3か所も落石の影響で通行止めとなっています。
【断水】
・大洲市肱川地区では水道管から水が漏れている影響で、11戸が断水しています。
・宇和島市や大洲市、愛南町では水道管の破損や漏水に関する報告が複数、寄せられているということです。
【道路や建物の被害状況】
・愛南町の神社 高さ2メートルの石灯籠が倒れる
愛媛県愛南町満倉の天満神社では、地震の影響で、高さ2メートルほどある神社の石灯籠が倒れる被害も確認されました。
神社には鳥居の前に高さ2メートルほどの石灯籠が2つありましたが、そのうち1つが地震の影響で根元から倒れたということで、18日朝、神社の総代を務める男性たちが被害状況を確認していました。
神社の総代の70代の男性は「これまで石灯籠が倒れたことはなかったので、驚きました。きのうの揺れはとても強く感じました」と話していました。また、神社の近所に住む80代の男性は「きのうの揺れはこれまで感じたことがないくらい長く感じました。能登半島地震のことを思い出しました」と話していました。
・愛南町の寺 境内の複数の墓石が倒れる
震度6弱の揺れを観測した愛媛県愛南町にある延命寺では、地震で、境内の複数の墓石が倒れたり、傾いたりしました。
また本堂では、位はいが倒れたり、仏具が散乱したりして、朝から住職たちが片付けに追われていました。
延命寺の吉田学生 住職は「経験したことがない揺れで目が覚めました。
地震のあとの光景を見てことばを失いました」と話していました。
・宇和島警察署「道路の落石の通報」
震度5強の揺れを観測した愛媛県宇和島市の宇和島警察署の署員は「これまでに道路の落石の通報があり、現場の確認をして、大きな支障はなかった。今のところは人的な被害の通報は入っていないが、夜なので地震による被害がないか、引き続き情報を収集している」と話していました。
・西予「土砂崩れが起きている」通報
愛媛県西予市によりますと、西予市宇和町明間板ヶ谷で近くの住民から「土砂崩れが起きている」という通報が寄せられたということです。
この土砂崩れによる住宅被害やけが人の情報はないということで、市が詳しい状況を確認しています。
・大洲 肱川町の国道197号の近くで土砂崩れ
震度5弱の揺れを観測した愛媛県大洲市によりますと、地震の影響で大洲市肱川町で土砂崩れが発生したということです。
住宅被害やけが人などの情報はないということですが、大量の土砂が国道197号線に流れ込んでいて、現在、通行止めとなっています。
震度5弱の揺れを観測した大洲市では、山側から落ちてきたとみられる大きな石や木が川沿いの道路上に散乱し、道路脇の柵が突き破られています。
落石の周辺はコーンなどで囲まれていて、周りではヘルメットを被った人たちが状況を確認していました。
・八幡浜のマンションで水道管破裂し水噴き出す
震度5弱の揺れを観測した愛媛県八幡浜市松柏の6階建てのマンションでは、破裂した水道管から水が噴き出していました。
市の職員や建物のオーナーが、水道管の元栓を閉めるなどして復旧作業にあたっていました。
マンションのオーナーの男性は「住人のためにも、早く業者に連絡して、水道を修理しないといけない。こんな経験は初めてで戸惑っています」と話していました。
・大洲 少なくとも11戸断水 水道管から水漏れ
愛媛県大洲市によりますと、大洲市肱川地区で水道管から水が漏れている影響で、少なくとも11戸が断水しているということです。
・宇和島「水道管が破裂し漏水」通報相次ぐ
愛媛県宇和島市によりますと、住民から「水道管が破裂して漏水している」という通報がおよそ10件、あったということです。
・西予 “水道管から水が漏れる”複数の通報
震度5弱の揺れを観測した愛媛県西予市によりますと、明浜地区の消防団から複数の場所で水道管から水が漏れているという情報が寄せられているということです。
午前0時15分現在、このほかにけが人や被害の情報は入っていないということです。
・内子町“住宅の石垣が崩れたという通報
震度5弱の揺れを観測した愛媛県内子町によりますと、住宅の石垣が崩れたという通報があり、状況を確認するため職員が現場に向かっているということです。18日午前0時半現在、このほかにけが人や被害の情報は入っていないということです。
また内子町内の住民から「家の瓦が落ちた」といった通報が複数、寄せられているということです。
けが人の情報はないということですが、町が被害の確認を進めています。
・宇和島市の袋町商店街 外壁の一部や瓦が落下する被害
震度5強の揺れを観測した愛媛県宇和島市中心部の袋町商店街では、アーケードの天井や店舗の外壁の一部や瓦が落下する被害が相次ぎました。地震から一夜明けた午前6時すぎには、散乱した外壁や瓦の片づけに追われる地元の人の姿もありました。
近くに住む70代の女性は「眠りかけていたときに大きな揺れを感じて怖くなって家族の家に避難していました。
そのあとも揺れが続いて眠れませんでした」と話していました。
・八幡浜の商店街 店舗兼住宅の外壁崩れる被害
震度5弱の揺れを観測した愛媛県八幡浜市の中心部、新町商店街でも2階建ての店舗兼住宅の外壁が崩れる被害がありました。壊れたブロック塀が道路に散乱していて、住民が片づけ作業に追われていました。
昨日17日午後11時14分頃、豊後水道を震源とするマグニチュード6.4の地震が発生し、愛媛県愛南町と高知県宿毛市で震度6弱を観測する地震でした。
今年は、元日に石川県能登地方を震源とするマグニチュード7.6の地震が発生し、最大震度7を観測したのを皮切りに、最大震度5強以上の地震は、昨夜の愛媛県の地震で今年10回目となるそうです。
但し、10回のうち9回までは石川県能登半島や能登地方や能登半島沖が震源となっていましたが、豊後水道を震源とする最大震度5強以上の地震はことし初めてです。
政府の中央防災会議は、科学的に想定される最大クラスの南海トラフ地震が発生した際の被害想定を実施しています。
この被害想定によれば、南海トラフ地震がひとたび発生すると、静岡県から宮崎県にかけての一部では震度7となる可能性があるほか、それに隣接する周辺の広い地域では震度6強から6弱の強い揺れになると想定されています。
また、関東地方から九州地方にかけての太平洋沿岸の広い地域に10mを超える大津波の襲来が想定されています。
今まで、あまり地震とは縁のなかった愛媛県でもこんに地震が来るくらいなので、地震はいつ発生してもおかしくありません。
松山での震度4は、地震に慣れない松山の人たちは震えていました。
備えといっても難しいのかも知れませんが、心構えだけはしておくことが大切です。
今までにわかった愛媛県での被害状況を調べてみました。
【怪我】
今回の地震では愛媛県内の3つの市で5人が軽傷となっています。
それぞれの市によりますと、
・東温市では60代の女性が自宅の階段で転倒して病院に搬送され、左手の小指を骨折した疑いがあるということです。
・宇和島市では、90代の男性が自宅の外に出ようとした際に、左手に軽いけがをしたということです。
・松山市では、20代、70代、80代のいずれも女性のあわせて3人が転倒などで軽いけがをして病院に搬送されたということです。
【道路通行規制(18日午前8時)】
・大洲市肱川町では、国道197号線が落石の影響で通行止めとなっているほか、県道では宇和島市の1か所と松野町の2か所の
あわせて3か所も落石の影響で通行止めとなっています。
【断水】
・大洲市肱川地区では水道管から水が漏れている影響で、11戸が断水しています。
・宇和島市や大洲市、愛南町では水道管の破損や漏水に関する報告が複数、寄せられているということです。
【道路や建物の被害状況】
・愛南町の神社 高さ2メートルの石灯籠が倒れる
愛媛県愛南町満倉の天満神社では、地震の影響で、高さ2メートルほどある神社の石灯籠が倒れる被害も確認されました。
神社には鳥居の前に高さ2メートルほどの石灯籠が2つありましたが、そのうち1つが地震の影響で根元から倒れたということで、18日朝、神社の総代を務める男性たちが被害状況を確認していました。
神社の総代の70代の男性は「これまで石灯籠が倒れたことはなかったので、驚きました。きのうの揺れはとても強く感じました」と話していました。また、神社の近所に住む80代の男性は「きのうの揺れはこれまで感じたことがないくらい長く感じました。能登半島地震のことを思い出しました」と話していました。
・愛南町の寺 境内の複数の墓石が倒れる
震度6弱の揺れを観測した愛媛県愛南町にある延命寺では、地震で、境内の複数の墓石が倒れたり、傾いたりしました。
また本堂では、位はいが倒れたり、仏具が散乱したりして、朝から住職たちが片付けに追われていました。
延命寺の吉田学生 住職は「経験したことがない揺れで目が覚めました。
地震のあとの光景を見てことばを失いました」と話していました。
・宇和島警察署「道路の落石の通報」
震度5強の揺れを観測した愛媛県宇和島市の宇和島警察署の署員は「これまでに道路の落石の通報があり、現場の確認をして、大きな支障はなかった。今のところは人的な被害の通報は入っていないが、夜なので地震による被害がないか、引き続き情報を収集している」と話していました。
・西予「土砂崩れが起きている」通報
愛媛県西予市によりますと、西予市宇和町明間板ヶ谷で近くの住民から「土砂崩れが起きている」という通報が寄せられたということです。
この土砂崩れによる住宅被害やけが人の情報はないということで、市が詳しい状況を確認しています。
・大洲 肱川町の国道197号の近くで土砂崩れ
震度5弱の揺れを観測した愛媛県大洲市によりますと、地震の影響で大洲市肱川町で土砂崩れが発生したということです。
住宅被害やけが人などの情報はないということですが、大量の土砂が国道197号線に流れ込んでいて、現在、通行止めとなっています。
震度5弱の揺れを観測した大洲市では、山側から落ちてきたとみられる大きな石や木が川沿いの道路上に散乱し、道路脇の柵が突き破られています。
落石の周辺はコーンなどで囲まれていて、周りではヘルメットを被った人たちが状況を確認していました。
・八幡浜のマンションで水道管破裂し水噴き出す
震度5弱の揺れを観測した愛媛県八幡浜市松柏の6階建てのマンションでは、破裂した水道管から水が噴き出していました。
市の職員や建物のオーナーが、水道管の元栓を閉めるなどして復旧作業にあたっていました。
マンションのオーナーの男性は「住人のためにも、早く業者に連絡して、水道を修理しないといけない。こんな経験は初めてで戸惑っています」と話していました。
・大洲 少なくとも11戸断水 水道管から水漏れ
愛媛県大洲市によりますと、大洲市肱川地区で水道管から水が漏れている影響で、少なくとも11戸が断水しているということです。
・宇和島「水道管が破裂し漏水」通報相次ぐ
愛媛県宇和島市によりますと、住民から「水道管が破裂して漏水している」という通報がおよそ10件、あったということです。
・西予 “水道管から水が漏れる”複数の通報
震度5弱の揺れを観測した愛媛県西予市によりますと、明浜地区の消防団から複数の場所で水道管から水が漏れているという情報が寄せられているということです。
午前0時15分現在、このほかにけが人や被害の情報は入っていないということです。
・内子町“住宅の石垣が崩れたという通報
震度5弱の揺れを観測した愛媛県内子町によりますと、住宅の石垣が崩れたという通報があり、状況を確認するため職員が現場に向かっているということです。18日午前0時半現在、このほかにけが人や被害の情報は入っていないということです。
また内子町内の住民から「家の瓦が落ちた」といった通報が複数、寄せられているということです。
けが人の情報はないということですが、町が被害の確認を進めています。
・宇和島市の袋町商店街 外壁の一部や瓦が落下する被害
震度5強の揺れを観測した愛媛県宇和島市中心部の袋町商店街では、アーケードの天井や店舗の外壁の一部や瓦が落下する被害が相次ぎました。地震から一夜明けた午前6時すぎには、散乱した外壁や瓦の片づけに追われる地元の人の姿もありました。
近くに住む70代の女性は「眠りかけていたときに大きな揺れを感じて怖くなって家族の家に避難していました。
そのあとも揺れが続いて眠れませんでした」と話していました。
・八幡浜の商店街 店舗兼住宅の外壁崩れる被害
震度5弱の揺れを観測した愛媛県八幡浜市の中心部、新町商店街でも2階建ての店舗兼住宅の外壁が崩れる被害がありました。壊れたブロック塀が道路に散乱していて、住民が片づけ作業に追われていました。
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